ベテランの鍼灸師でも美容鍼には内出血のリスクがあります
鍼を刺すと、微小な毛細血管を傷つける事で、内出血を起こす場合があります。鍼の刺し方や、鍼の抜き方など、鍼を刺す技術でリスクを減らす事はできますが、どんなにベテランの鍼灸師でも、内出血を100%防ぐ事は出来ません。
特にお顔の周りは、毛細血管が豊富なため、他の部位に比べると内出血しやすいです。内出血したとしても、程度により、表面には何も見えない場合もありますし、紫色の内出血の色が見えてしまう場合もあります。
美容鍼をご希望の方は、顔に鍼を刺す事で、内出血をする場合もある事をご理解の上、施術を受けて下さい。
内出血をした時の対処法
私達は細心の注意を払って、鍼を刺していきますが、どうしても内出血をしてしまう場合はあります。内出血をした際は、圧迫法や冷却法などを用いて、これ以上の内出血が起きないようにします。これにより、内出血が少量で済めば、お顔の表面に色が出てくる事は防ぐ事が出来ます。次に、内出血した血液が、早く吸収されるように、圧迫法、温灸、置きバリなどを行います。これによって、内出血の色が表面に出てこないようにしたり、例え表面に出てきてしまったとしても、早く色が退色する事を促します。
内出血はお化粧でかなり隠す事は出来ます。
お顔に内出血の色が出てしまった場合でも、多少の内出血はお化粧で目立たなります。私達は、きちんとリスクをお伝えしておく義務があるので、この様に内出血のリスクをご説明し、ご納得の上施術を受けて頂くようにしています。かといって、内出血をすごく恐れる必要はないと考えて欲しいです。
内出血にもメリットがある?
内出血は確かに美容上は、一時的に内出血が目立って困る事だと思います。しかし、東洋医学的には、血液の流れが滞っている場所にあえて鍼を刺して、出血させる施術法があります。その結果、血液の流れが促され、身体の具合を良くする作用があるのです。もちろん、内出血は起こさない方が良いのですが、起きてしまった場合、「見た目は数日困ったけど、内出血が取れた後は、美容上にも良い事があるんだ」と思って下さい。
内出血はどれくらいでなくなるの?
内出血は、どんなにひどいものでも必ず消えますのでご安心下さい。軽いものなら1日で消えます。ひどい内出血の場合は2週間近くかかる場合もあります。お顔の表面は毛細血管が豊富なうえ、女性の中には、体質的により内出血しやすい方がいます。内出血しやすい方は、傷ついた血管がすぐに傷を塞いでくれないので、出血が止まりにくいので程度がひどくなるのです。施術直後は内出血の色は目立たなかったのに、翌日はすごく色が強く出てしまう事があります。大きな内出血が出てしまった場合は、ビックリするでしょうが、必ず消えますのでご安心下さい。
大事な用事の前は、お顔に鍼をささない美容鍼を行います
もしも近日中に大事な用事やイベントがあるので、絶対にお顔に内出血を起こしたくない場合、施術スタッフにその旨をお伝え下さい。お顔への鍼は行わず、頭の中だけに鍼を刺して対応します。お顔に鍼を刺さない分、多少効果は落ちますが、お顔のリフトアップはしっかりとアップさせる事は出来ます。また、身体の中から美顔を作るという事で、身体全体の鍼がしっかりと作用してくれます。