以下の様な症状で悩んでいませんか?
■ 常に腰が重い・・・
■ 朝は起きる時に腰が痛む
■ 長時間座っていると腰が痛くなる
■ 夕方になると腰が痛くなる
■ 整形外科で治療をしても良くならない
■ マッサージ・整体治療をしても効果がない
■ 治療をしてもすぐに戻ってしまう
整形外科・整骨院・針灸院・整体院に来院する方の中で、肩こりと腰痛で悩んでいる方は、圧倒的に多いです。
一生の中で、腰に痛みが出る人は、80%にものぼると言われています。
腰痛をどの様に治していったら良いのでしょうか?
ここまで行っている当院での腰痛治療
腰の痛みを取り除き、再発しないためには以下の事を考えて治療する必要があります。
①痛みを早く取り除く
②腰とその周りの筋肉を柔らかくする
③腰とその周りの関節の動きを柔らかくする
④腰・骨盤のバランスを整える
⑤体全体の調子を良くする
⑥腰を支える筋肉を丈夫にする。
⑦腰・背骨・骨盤の関節と筋肉の連動した動きを正常にする
以下に詳細に解説をしていきます。
①痛みを取り除く
痛みがあると、痛みのために、周りの筋肉が痙攣を起こし、さらに痛みが出るという、悪循環が生じます。ですから、できるだけ早く痛みを取り除き、この悪循環を断ち切る必要があります。場合によっては、痛みが取れても、すぐにぶり返してくる場合もあるでしょうが、とりあえずでも良いので、痛みが取れた状態を少しでも早く作ることが大切です。
慢性的な腰痛の場合、一般的な鎮痛剤の飲み薬はあまり効かない場合が多いです。鎮痛剤のシップや塗り薬も、単独での効果は微々たるものです。
100人のうち100人が効くという万能な治療方法は存在しません。当院では、いろいろな他の治療法中で、腰痛に対して、効果が出しやすい治療方法として、針灸治療をファーストチョイスでオススメしています。
針灸治療は、体の中で痛み止め物質を作ったり、神経ブロック効果を出したり、筋肉の痙攣を鎮めるなどの作用で痛みを取っていきます。
ただし、針灸治療に対して、どうしても怖い・・など、抵抗感を持っている方もいます。
その様な方には、症状に合わせて、別の治療法を提案しています。
②腰とその周りの筋肉を柔らかくする
腰痛は、腰の筋肉だけでなく、腰の前からお腹の中を走っている筋肉、お腹の筋肉、
背中の筋肉、お尻の筋肉、太ももやふくらはぎの筋肉などが、すべて腰の骨に影響
を及ぼします。この様な筋肉をすべて柔らかくしていくことが必要です。
腰の周りの「筋肉が固い=筋肉が痙攣している」と、その痙攣が痛みを引き起こし
ます。また、「筋肉が固い=ある方向に筋肉を引っ張っている」と、腰の骨も引っ張
られてしまい、腰の湾曲が強くなったり、歪みが生じて、腰にかかる負担が強くな
ってしまいます。
筋肉を柔らかくするためには、針灸治療・マッサージ・ストレッチが有効です。
針灸・マッサージ・ストレッチ、それぞれの良さがあるので、組み合わせてより
効果を出していくと良いでしょう。
固い部分を無理やり揉んだり伸ばしても逆効果です。まずは、針灸治療で、筋肉の
奥まで柔らかくしてから、マッサージやストレッチでさらにほぐしていくと効果的
です。
③腰とその周りの関節の動きを柔らかくする
筋肉を柔らかくした後は、その周囲にある関節を柔らかくして、関節の動きを良く
していく必要があります。特に、股関節や骨盤、膝の関節が重要です。
関節を柔らかくするために、前記したように、筋肉を柔らかくしてから、ス
トレッチや関節運動法を使って、関節を柔らかくしていきます。
④腰と骨盤のバランスを整える
腰や骨盤の筋肉や関節の固さや動きの悪さが、腰や骨盤のゆがみを引き起こします。筋肉や関節を柔らかくし、正常な動きを作り出すことで、バランスを整えます。
⑤体全体の調子を良くする
人間にとって、健康の基本に、体の根本的な部分の働きが良いか?にかかっています。筋肉や内蔵の働き、神経の働き、血管の働き、ホルモンの働きなど等です。
例えば、自分自身は、健康で何の問題もない!と思っていても、食生活や睡眠など生活習慣が悪いと、基礎体力や免疫力が弱っています。スポーツマンで、激しい運動が出来る体力があるからといって、免疫力が高いとは限りません。
ですから、どの様な治療をしても、最終的に自分の体を治すのは、自分自身の力です。自分自身の治癒力が高くないと治るものも治りません。運動をしても、体力がない人には運動の効果が現れません。
針灸治療やマッサージ治療は、腰や背部やお腹のツボを取り、体全体のあらゆる働きを活性化させていきます。その結果、その方の根本的な基礎的な体力をアップさせます。体全体の状態を良くしていくことは、腰痛に限らず、どの疾患に対しての治療でも非常に大切です。
⑥腰を支える筋肉を丈夫にする。
腰を支えるためには、背骨だけでなく、周りの筋肉も重要です。実際に、背骨よりも、腰の筋肉にかかる負担の方が大きいです。ですから、腰・お尻・背中・お腹の筋肉を強くしていく必要があります。
腰を支えるためには、瞬間的に重いものを持てる筋肉ではなく、持続して体を支える持久力のある筋肉が必要です。④で述べたように、まずは、体全体の働きを良くして、持久力のある、良い筋肉を作る事が出来る、体の状態を作って行きましょう。そして、次に、筋肉を針灸治療やマッサージ治療を加えることで、筋肉に良い刺激を与えて、筋肉の活性化を促します。
そして、②③で述べたように筋肉や関節を柔らかくすることで、十分に筋肉を動かせる状態を作ってから、運動を行うことで、運動効果がより高まり、丈夫な良い筋肉を作ることが出来ます。
どの様な運動を行った方が良いかは、その患者さんの状態によって異なるので、個別に治療担当者からメニューを組んで行きましょう。
⑦腰・背骨・骨盤の関節と筋肉の連動した動きを正常にする
例えば、腰を曲げて前かがみをする時、腰の関節が曲がるだけではなく、いろいろ関節と筋肉が動いて、前かがみの動作が成り立ちます。
太ももとふくらはぎの筋肉が伸び、股関節が曲がり、骨盤が回転し、背中や腰の筋肉が伸び、腰の骨(腰椎)の関節と背中の骨(胸椎)の関節が曲がってと、関連する筋肉と関節が連動して、前かがみが出来ます。
この時、どこかの動作がスムーズに動かないと、動かない場所の代わりに、別の場所に無理な負担がかかってしまい、負担がかかった場所を痛めてしまいます。つまり、腰の関節や筋肉に無理な負担がかかり、腰を痛めてしまうわけです。
ですから、筋肉や関節を柔らかくした後、この筋肉や関節の連動した動きを正常な動きが出来るようにしていくことが大切です。