臀部から太ももの、ふくらはぎ等の下腿部に痛みやしびれが出てくるのが
坐骨神経痛です。
坐骨神経痛が起きる原因の1つに腰痛椎間板ヘルニアがあります。
20代~40代の方に多いです。
腰の痛みがある場合と、腰の痛みは全くなく、
臀部や足の方にだけ痛みやしびれが出る場合がいあります。
整形外科でレントゲンを撮ると、
「骨と骨の間が狭くなっています。椎間板ヘルニアでしょう」
と診断されるでしょう。
腰の骨と骨の間にあるのが、椎間板です。
骨と骨の間が狭くなると、間にある椎間板が圧迫されるので
椎間板の中にある髄核という部分が飛び出してしまう
事があります。
飛び出した物=ヘルニア
です。
ヘルニアが飛び出すと言う事は、
椎間板の繊維を突き破って出てくるので
繊維がブチブチっと切れた事で
痛みや炎症が起きて来ます。
➀炎症が強ければ痛みは強いですし
坐骨神経まで炎症が広がれば
坐骨神経の炎症が起きて、坐骨神経痛が起きます。
➁また、飛び出したヘルニア自体も炎症を起こして
腫れあがっているので、飛び出したヘルニア自体が
坐骨神経に触れて、坐骨神経痛を引き起こします。
➂炎症を起こすと、その周囲の血液循環は乱れて来ます。
その結果、坐骨神経にく血液の流れが悪くなります。
また、血液の循環が悪くなる=むくみが起きてくるので
むくみによる坐骨神経の圧迫により坐骨神経痛も
引き起こされてきます。
椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、上記した
①~③までの理由で引き起こされます。
必ずしも椎間板ヘルニア単独が原因ではないので
ヘルニアがあったとしても、炎症が引いて、血液循環が
改善すれば症状は治まってきます。
逆に、血液循環が改善しないと、手術をして
ヘルニアを取り除いたとしても、神経痛が
改善しない場合もあります。
血液循環を改善させる事は非常に重要なんです。
血液循環が良くなるためには
➀筋肉の固さを取り除く事と
➁人間の持つ、身体の機能を正常にして、活発にする必要があります。
そのために、一番効果的な治療法は
鍼灸治療です。
カイロプラクティスや整体など、いろいろな
治療法があり、それぞれの良さがあります。
当院では、効果的な治療は組み合わせる事が良いと考え
鍼灸治療をベースに行い、さらにマッサージ、整体、
カイロなどの手技を補助的に加えます。